「税理士ブログ」であなたに伝えたいこと
専門用語、というのは本当に難しいと思います。
独立して、最初に困ったのがパソコン関係。今まで、事務所の詳しい人に聞けば教えてもらえたのが、全部自分で対応しなければなりません。とはいえ、全部自分で対応できるわけもなく、今は、私のホームページを作ってくれている バウ・コンピューティングサポートの藤代さんが、よき相談相手になってくれています。感謝。
JDLやfreeeの方も親切に教えてくれるので、少しずつですが、操作を覚えていっています。いや、パソコンを使うだけなら普通に使えるんですが、トラブルの対応となると、やっぱり難しいですね。
それで思ったのが、税務会計も同じなんじゃないかなと。お客様にとっては、よくわからないことばかりでしょう。それをいかにわかりやすくお話するかが、税理士の腕の見せ所だと思います。
以前、お客様が、「ある税理士に相談をしたら、条文を送ってよこした!」と怒っていらっしゃいました。その時はピンとこなかったのですが、先日国税のコールセンターに質問の電話をした際、その怒りがよく分かりました。回答者の方は、条文を延々と棒読みした後、「この通りにやってください」と締めくくりました。いや、それは全然答えになっていませんよ?!
今はパソコンで検索すれば何らかの情報は得られる時代です。そこで、専門家が必要とされるのは、必要な知識を正確に、わかりやすく説明できるからでしょう。確かに、難しいことを難しく話せば専門家として格好いいかもしれませんが、私はカッコ悪くても、わかりやすい方を目指したいですね。
このブログでも、細部まで正確な計算を解説することよりは、「結局どういうこと??」という皆さんの疑問について、言葉で簡単に説明することを目指しています。なーんだ、そういうことか。そう言ってもらえるのが目標です。
横浜で働いていた頃、事務所の同僚に、「八百屋のおばちゃんみたいな説明やめろ!」とからかわれました。最高の誉め言葉です(笑)。誰にでも伝わる、八百屋のおばちゃんの説明を、これからも心がけていきたいと思います。